2006年06月30日
お勧め書籍1 『NPO法人設立・申請完全マニュアル改訂版』
今日はNPOに関するおすすめの書籍を紹介します。
『NPO法人設立・申請完全マニュアル改訂版』
Jリサーチ出版
今までに数多くのNPO法人の設立申請に関わってきたNPO法人設立運営センター代表の福島達也氏の著書。
この1冊があればNPO法人の概略から、どのようにして手続を進めるのかまで、具体的な書類の作成例を見ながら理解することができます。
これを読んでNPO法人を自分で作った人は非常に多いです。
実はこの本の著者は私の先生でもあります。
2006年06月29日
特定非営利活動とは?
1、以下に掲げる17分野に該当する活動
1 保健、医療又は福祉の増進を図る活動
2 社会教育の推進を図る活動
3 まちづくりの推進を図る活動
4 学術、文化、芸術又はスポーツの振興を図る活動
5 環境の保全を図る活動
6 災害救援活動
7 地域安全活動
8 人権の擁護又は平和の推進を図る活動
9 国際協力の活動
10 男女共同参画社会の形成の促進を図る活動
11 子どもの健全育成を図る活動
12 情報化社会の発展を図る活動
13 科学技術の振興を図る活動
14 経済活動の活性化を図る活動
15 職業能力の開発又は雇用機会の拡充を支援する活動
16 消費者の保護を図る活動
17 上記に掲げる活動を行う団体の運営又は活動に関する連絡、助言又は援助の活動
※公序良俗に反しない限り、ほとんどの活動がこの中に入ってきます。
ぴったりの文言がなくても、だいたいこれに該当しそうだと思うものを自分たちで選択すればいいのです。
たとえば、動物に関する団体の場合、「動物を大切にする心」を社会に訴えていくのが、メインの活動だと思えば、2の「社会教育の推進」、動物も含めた生態系の保護がメインだと思えば、5の「環境の保全」、動物と触れ合うことで、子どもの情操教育を行うというのなら、11の「子どもの健全育成」というように、自分たちの活動内容によって、いろいろと考えられます。
2、不特定かつ多数のものの利益の増進に寄与することを目的とする活動
不特定かつ多数のものの利益とは、法人の活動によって利益を受けるものが特定されないこと、すなわち社会全体の利益(公益)と同じ意味です。
構成員相互の利益(共益)や特定の個人または団体の利益(私益)を目的とする活動は、特定非営利活動ではありません。
例としては、「○○病のAさんを救う」ことを目的とするようにある個人限定ではなく、「○○病に苦しむ人々を救う」ことを目的とするように、対象が限定されておらず、ある程度幅を持ったもので、社会全体の利益につながるものである必要があります。
※共益の代表例としては、学校の同窓会や、町内会、同業者団体などがあります。
これらはこのメンバーのための活動を行うことが目的であり、そのメンバー以外の人は対象になっていないからです(もちろん、例外もあるでしょうが)。
こうした団体に対する法人格は中間法人というのがあります。
中間法人は今度の公益法人制度改革で廃止が決まっていますが、それはまたの機会に説明させてもらいます。
2006年06月27日
V1リーグへ昇格するNPO法人傘下のバレーボールチーム
実はこのチームはNPO法人つくばユナイテッドVOLLEYBALLの中のトッププロチームだそうです。
このNPO法人は筑波大学が中心になり、バレーボールを中心としたスポーツの普及やスポーツによる産学官民の連携や地域の活性化を目的として設立されました。
既にサッカーのJ2の湘南ベルマーレや、プロ野球のソフトバンク、ヤクルト、ベイスターズなどプロのチームがスポーツ振興等を目的として、NPO法人を設立していますが、大学が中心になっているNPO法人でそこのチームがトップレベルで戦うというのは、非常に珍しいケースではないでしょうか?
さすがはスポーツの盛んな筑波大学です。
この成功をきっかけに今後はこうしたケースが増えてくるかもしれません。
現在サッカーのワールドカップが行われているドイツでは、各地にあるクラブチームがサッカーをはじめ様々なスポーツを、プロ選手だけでなく、一般の子どもから大人まで、みんなが自由に楽しめる環境を整えていて、スポーツ環境は日本の数十年先を行っていると言われています。
こうした試みが数多く出てきて、スポーツの環境が変わる頃には、日本もサッカーのW杯で優勝しているかもしれません。

画像は常陽リビングの特集記事から
つくばユナイテッドVOLLEYBALLのページはこちら
(オシム氏にはぜひサッカー日本代表の監督になってもらいたい!)
2006年06月23日
非営利とは?
「非営利」とは?
よく誤解されるのですが、NPO法人が収益を上げてはいけないということではありません。
なので、参加者からお金をもらって事業を行うことは全く問題ありません。
非営利というのは、活動により余った利益を構成員(NPO法人では「社員」)に分配したり、また財産を構成員に還元したりしないということです。
分かりやすく言うと、決算で100万円が余ったからといって、社員(従業員のことではありません)20人で5万円ずつ山分けをすることはできません。
営利法人である株式会社の場合は、利益が上がれば構成員である株主に対して、配当という形で利益を分配できますが、NPO法人はこうした分配ができず、余剰利益は次年度の活動のために、全額繰り越すことになります。
ここで言う利益とは、売上から職員の給料等の必要な経費を差し引いた残りのことをいいます。
こちらもたまに誤解されますが、NPO法人に従事する人は無償のボランティアでなければならないことはなく、もちろん、きちんと労働に見合った対価として、給料を支払うことができます。
なお、NPO法人は特定非営利活動(その団体の目的を達成するための本来の活動)に支障が出ない程度で、団体の活動経費を捻出するための「その他の事業」という収益事業を行うことが出来ます。
ただし、その収益は全て特定非営利活動に充てなければなりません。
例としては、環境系のNPO法人が活動資金を得る為に、事務所前に自動販売機を設置して、その売上げを活動資金に充当することなどがあります。
自動販売機で飲料を売るというような、環境保護を訴える活動(本来事業)と直接関係のない資金稼ぎの事業を「その他の事業」といいます。
2006年06月21日
NPO法人の認証式に行ってきました
兵庫県は3ヶ月前に申請があった団体で、めでたく認証が下りた団体を一同に集めて、
認証書の授与式と、今後の事務手続きなどの説明会を開催しています。
今回は全部で19の団体が認証が下りたので、役所の担当の方のお話では
合計で970団体になったそうです。
これは全国で6番目の数だそうです。
東京、大阪、神奈川、北海道、千葉に次ぐということになるようです。
(2箇所以上に事務所を置く内閣府に申請しているNPO法人は含まれていないようです。)
震災時の復興時にも数々のNPOが活躍したように、やはり兵庫県は活動がさかんな地域です。
名前だけでもいろんな団体があって、その名前だけで活動がすぐに分かるようなものから、
これは何?というようなものまで、様々です。
中には、知らない人が見ると、一般の会社かと思うような名前もありました。
NPO法人の活動をアピールするには、ネーミングは非常に重要なポイントになるので、
みなさん自分たちで、立ち上げる時はしっかり考えましょう。
みなさん前に出て認証書を受取る瞬間は緊張されていましたが、
ここまで来るのに長いこと待っていますので、受取った後はみなうれしそうでした。
本当の意味でのスタートがようやくここから始まります。
大変でしょうけど、みなさん頑張ってください!!
2006年06月19日
NPO法人って何?
みなさん最近NPO法人という言葉をよく聞くと思いますが、あまり詳しく知らないという方も多いと思います。
おおざっぱに言うと、社会貢献活動を行う民間の非営利団体(収益をあげてはいけないという意味ではありません)で、法人格を与えられた団体です。
正式名称はちょっと長いですが、「特定非営利活動法人」といいます。特定非営利活動促進法(平成10年3月制定、同年12月施行)によって法人格を付与されたある特定の分野(現在17分野)の非営利活動を行い、不特定かつ多数のものの利益の増進に寄与することを目的とした民間の非営利団体のことをいいます。
ボランティア活動をはじめとする市民が行う自由な社会貢献活動の健全な発展を目的としたのがNPO法と呼ばれる特定非営利活動促進法です。
とりあえず、ごくごく簡単な説明ですが、今後少しずつ書いていきます。
2006年06月13日
負けちゃいましたね
昨日はユーロ2004年から応援しているチェコの試合が日本戦の後にあったのですが、
日本が負けて、テンションが下がっていたのか、ウトウトしながらだったので、
前半の2点を両方とも見逃しました。
後半はもう観なくても勝つだろうと思い寝ましたが、朝起きてびっくり。
FWのコレル(コラー)が大きな怪我をしたんですね。
これは残念!
4年に一度のサッカー三昧のおかげで、寝不足気味で、職場でもとても眠くて仕方ありません。
明日の未明もブラジル戦があるのですが、観るかどうか悩むところです。
でも、やっぱり観てるかな?
2006年06月09日
はじめてみました
よろしくお願いします。