先日東京新聞で取り上げられていたのを見つけました。
NPOがニートやひきこもりなど「生きづらさ」を抱えた若者に向けたインターネットラジオ放送を開始します。
その名も
「オールニートニッポン」で、明日27日から放送開始とのこと。
放送を行うのは、ニートやひきこもりの若者の支援を行っているNPOの
「コトバノアトリエ」です。
放送は毎週金曜日の19時から2時間で、第4金曜日は渋谷で公開生放送とトークライブイベントの開催を予定しているとのこと。
さっそくコトバノアトリエのホームページを拝見すると、ユニークな活動を展開していることが分かります。
その一つが
「神保町小説アカデミー」です。
ニートやひきこもりの就職支援をする別の人からも聞いたことがありますが、彼らは自分の悩みや想いをうまく伝えることが不得手な人が多いそうで、こうした言葉で表現するトレーニングをすれば、文章以外のコミュニケーション能力も向上が期待されます。
なおかつ、本気で作家やライターになりたい人には、より高度な講義が用意されており、彼らの職業的な自立も支援しているというところが、素晴らしいです。
話はインターネットラジオに戻りますが、パーソナリティーは作家や漫画家やニートの人たちで、かなり個性的な人たちが揃っています。
普通の放送では聴けないような話が聴けるのではないでしょうか?
若者たちにダイレクトで声を届けるには、このインターネットラジオというのは、強力なツールになります。
彼らを一同に集めるのは困難ですし、一人ひとりの自宅まで行って話しをするのも限界があります。
でもインターネットラジオなら多くの人に同時にメッセージを発信できます。
また、うまく工夫すれば双方向のコミュニケーションも可能です。
ブロードバンドの普及により、最近はインターネットラジオやインターネットテレビも増えてきています。
テレビ局やラジオ局などの大きな資本がないと放送はできなかった時代とは大きく変わりましたね。
これからもこのようなツールを利用した情報発信がますます増えることでしょう。
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オールニートニッポン