年齢階層別の死亡原因

ほりさん

2006年10月05日 00:11

年齢階層別の主な死亡原因の表というものを見る機会がありました。

高齢者になるとガンが多いというのは、自分が想像していた通りですが、20代・30代の1位は何だかみなさん知っていますか?

ちなみに40・50・60代以上の1位はガンです。(30代でも2位です)

僕は事故だと思っていましたが、実は自殺なんです。


そこで、少し調べてみました。

調査によると日本は年間3万人を超える方が自ら命を絶っているという異常な状態が続いており、この人数は交通事故による死亡者数が7000人弱という数字と比べても多さが際立ちます。

これ以上自殺する人を増やさないことはもちろんですが、残された家族の支援も必要です。

残された家族は身内が自ら命を絶ったということをなかなか表に出さないので、苦しんでいるのが見えにくいということもあるようです。


そんな現状を変えるべく、今年6月に自殺対策基本法が成立しました。

この法律の制定に大きな役割を果たしたものの一つにNPOがあります。

そのうちの1つNPO法人自殺対策支援センターライフリンクは法制化を求めて、3万人署名活動を繰り広げたりしました。

なんと最終的には10万人ほど署名が集まって参議院に提出されました。

この団体だけではなく、いろんなNPO、議員さんその他の人たちの活躍があったからでしょうが、NPOの力の強さを感じました。

行動を起こし、それがみんなの共感を呼ぶとこれほどまで大きなことを出来るのですね。


参考資料
いきる:自殺予防対策支援ページ(国立精神・神経センター精神保健研究所)

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